阪神・阪急・北急、関西最大級の鉄道系謎解きゲーム 「エンディング動画の歌に感動」続出
阪神電鉄、阪急電鉄(いずれも大阪市)、北大阪急行(北急、大阪府豊中市)の鉄道3社が合同で実施しているリアル謎解きゲーム「ナゾときっぷ」が、ネットなどで話題を呼んでいる。それぞれの謎を解いた際にはエンディング動画を閲覧できるが、その際流れる歌に「感動した」といった声が交流サイト(SNS)などで集まっている。公式イメージソング「永遠(とわ)に届きますように」を歌っているのは、関西を拠点にライブ活動をしているシンガー・ソングライターの神澤柚子(かんざわゆず)さん(28)。ゲームのために書き下ろした。 【画像でみる】今年で3回目の開催となる「ナゾときっぷ」 ■クリアで切ないメロディー 今年で3年目を迎えるナゾときっぷは、阪神「鉄道男と奇跡の塔(ワンダータワー)」▽阪急「おてんば娘の記憶の歌(リメンバーソング)」▽今年3月に大阪府箕面市まで延伸した北急「キテレツ博士の新天地(Reロケーション)」。3つの物語をすべてクリアすると完結編「永遠の絆と約束の夕日(トワイライト)」に参加できる。これまでに延べ4万人以上が参加したとみられ、関西最大級の鉄道系謎解きイベントとして注目されている。 それぞれの物語をクリアした際にはエンディング動画が流れ、「♪思い出したのは君のこと」の歌いだしとともに、切ないメロディーが流れてくる。動画にはゲームで訪れた場所や、最後には関係者らが手を振る姿も収められている。 ゲーム制作を手がけたイベント会社「フラップゼロアルファ」(大阪市東淀川区)のディレクター、石見龍暉(いわみりゅうき)さんは「エンディングまでゲームの世界観に没入してほしくて、今年から動画撮影を行った。その際にイメージソングがほしいと思い、神澤さんに曲作りを依頼した」と説明する。 昨年、同社が制作した山陽電鉄(神戸市)のリアル謎解きゲームで、エンディング動画に神澤さんのオリジナル曲「羽化」を採用したことが、参加者に好評だったことも後押ししたという。 ■初のタイアップ