採用担当者必見! Instagram採用成果を上げるステップとコツ、チェックリストもあり!
・ カルーセル投稿 複数の写真やグラフィックをスライド形式で表示する投稿。募集要項や仕事内容、社風をビジュアルでわかりやすく伝えることができます。 例: ○募集ポジションの詳細や応募の流れをスライドで説明 ○社内風景や社員インタビューを交えたスライド紹介 目的:採用を検討し始めた顕在層に、具体的な情報を提供する 届く相手:企業に興味を持ち始めたフォロワー
・ ストーリーズ 24時間限定の投稿で、日常的な情報や一時的なイベント告知に適しています。ハイライト機能を使えば、過去の重要な投稿を保存しておけます。 例: ○現在募集中のポジションの告知 ○求職者からのQ&Aや「社員の一言メッセージ」を掲載 目的:興味を持ったフォロワーとのつながりを維持し、行動を促す 届く相手:フォロー済みの求職者や企業情報を深く知りたい人
■ 発信内容を変えるための考え方 配信面や形式ごとに「届く相手」が異なるため、潜在層・顕在層・応募検討層のようにターゲットを選別し、それぞれに合わせた情報を発信することが重要です。 ・ 潜在層へのアプローチ 内容:軽くて親しみやすい情報(リール動画が効果的) 表現:視覚的で短時間で魅力が伝わるもの。企業の雰囲気や社員の笑顔、イベントの様子など ・ 顕在層へのアプローチ 内容:具体的な仕事内容や福利厚生、キャリアの可能性 表現:詳細な情報が伝わるカルーセル投稿や募集要項のストーリーズ ・ 応募検討層へのアプローチ 内容:応募の流れ、応募後のプロセス、企業でのキャリアビジョン 表現:応募ページへのリンク、Q&A投稿、ストーリーズでの具体的な説明 ■ カスタマージャーニーと採用ターゲットの活用 これまでのステップで定めた採用ターゲットのペルソナに加え、カスタマージャーニーを考慮することで、発信内容の設計がさらに具体的になります。 潜在層には視覚的なリール動画で印象を強化し、顕在層にはカルーセル投稿で採用情報をていねいに伝えるなど、採用ターゲットの心理的な段階に応じて調整することがポイントです。 このテーマについては、「ステップ4:導線設計で成果を最大化する」で詳しく解説します。 ■ 投稿スケジュールの設計 投稿スケジュールについてはよく質問を受けます。一例として以下のような投稿バランスを提案しますが、実際には採用プロジェクトのフェーズやアカウントの成熟度、採用スケジュールに応じて柔軟に変更することが必要です。 ・ 例:基本的な投稿バランス ○50%は企業文化に関する投稿 ○30%は具体的な募集情報の投稿 ○20%は社員紹介やストーリー投稿 ・ 調整のポイント ○アカウントリリース直後:認知拡大を目指し、リール動画多めで視覚的にインパクトを与える。 ○募集期間直前:応募を促すため、カルーセル投稿で詳細情報を発信。 ○長期的な運用:バランスを意識しつつ、求職者の関心を維持するストーリーや社員紹介を増やす。 筆者はクライアントに「プロジェクトのフェーズや採用スケジュールを考慮し、適宜変更する柔軟性を持たせることが重要である」とアドバイスしています。投稿頻度や内容を固定せず、状況に応じて見直しを行いましょう。 ターゲットに響く投稿を設計することで、Instagramを通じた採用活動の成果は大きく向上します。求職者の視点に立ち、共感を得られるコンテンツを発信することを心がけましょう。次は、投稿から採用ページへ誘導する導線設計について考えていきます。