大阪府・吉村知事が定例会見8月5日(全文3)リニアは50年、100年先を考えると必要なインフラ
厚労省は時期尚早と話しているが
毎日放送:毎日放送の柳瀬です。先ほどの質問にもありましたが、厚労省のほうが、今回のポビドンヨードのうがいについて時期尚早ではないかというふうに今日、話しているんですけれども、それについてどういうふうに受け止めるのかというところと、医療機関に今日連絡をしてみると、やはり各医療機関で本来、手術とか、そういう消毒とかに使う分のポビドンヨードがもう手に入らなくなってると。ワクチンのときもそうでしたけれども、政治家という立場の人がこういった医療の、こういう研究ですとかそういったところに入ってくると、実験の結果であったり、そういうところに影響してくるんではないかというふうな声も、先日も申し上げたと思うんですが、その辺りもあるというふうなことで、そういった点については、あらためてどのようにお考えでしょうか。 吉村:まずポビドンヨードについては、これは医療向けと、それから医薬品向け、つまりわれわれが薬局で買う分向けの出荷と、それから病院が処方する出荷、これが分けられています。ですので別の管理でやってます。ですので、それぞれの薬局の分が出回るから医科分が少なくなるということにはならないというふうに思ってますので。ですので、その病院の方、どの病院の方か分かりませんけれども、医科向けのポビドンヨードが手に入らないという状況は、これは、僕は違うんじゃないかというふうに思っています。それは個別のお医者さんが入りにくいとか、いろんな、今回のことに対して反対の意見を持ってる方はたくさんいらっしゃると思うので、基本的な制度とは、そういう制度になっているということです。
薬局での品薄状態はありうると思う
ただ、薬局に出回る分については、これはお医者さんの必要性に応じて判断してやるもんじゃありませんから、やはり品薄状態になってくると、これは当然ありうるだろうなというふうに思ってます。そこについては医薬品向けの、いわゆる薬局、市販向けのポビドンヨードについては、ぜひ迅速にお願いしたいというのは、特に大手の4つの製薬会社についてはお願いしているところですし、それから製造ライン強化についてもそれぞれ検討されているということですので、ぜひ皆さんには買い占めをしないでいただきたいというふうに思ってます。 それから、これは政治家が介入するのがいかがなものかという意見ですけども、研究成果については、もちろんこれは松山先生が研究の実施主体で、そしてそれを発表されるということですが、僕自身は府民の皆さんへの呼び掛けをするのが仕事だというふうに思っています。今回はその研究成果に基づいて、僕は府民の皆さんへの呼び掛けをすべしというふうに判断をしましたので、ある意味、同席で発表させていただいたということです。特に医学研究の中に僕が入っていくわけでもないし、府民の呼び掛けの部分は、やっぱりこれはお医者さんとかの仕事じゃなくて、知事の仕事だろうというふうに思ってやっています。