子どもにプログラミングを無理に学ばせるのは逆効果!?「お小遣い」で算数が得意な子どもになる方法
親が数字が苦手でも、子どもを算数好きに育てられる!
自分が数学をはじめとした勉強が苦手だし、教える時間もないからと、ついつい子どもの勉強が先生や塾任せになってしまっていませんか? そんなあなたに、書籍『小学生30億件の学習データからわかった 算数日本一の子ども30人を生み出した究極の勉強法』をオススメします。 数学が苦手な人でも、難しいことをせずとも、子どもを算数好きに育てる事は可能なんです! タブレットを利用した小学生の算数学習教材で、全国模試1位の子どもを多数輩出している「RISU」による30億件の学習データに裏づかれた「算数(勉強)が伸びる子」の育て方。 国語の成績がいい子は算数も優秀ってほんと? 「国語力」なるものにだまされてはいけない意外な理由
子どもにプログラミングをやらせたい親御さんは多いのですが……
2020年より小学校でも必修化されたプログラミングを、お子さんにもぜひ学ばせたいという親御さんは多くいらっしゃいます。みなさん、「子どもがプログラミングを学べば、英語や算数も得意になるだろう。プログラマーになれば、将来、Goog leなど世界的なIT企業に就職できて、高給取りになるかもしれない」という願望をよくお話しになられますね。 お子さんがプログラムに興味津々で、放っておいても自分でどんどん学ぶというなら、その自主性に任せていていいでしょう。しかし、小学校で学ぶのは、あくまでプログラミングの前段階、「プログラミング的な思考方法」です。親御さんがイメージされているような、英語や数字が飛び交ういわゆるプログラミング言語は、小学生にはハードルがかなり高いと言わざるを得ません。 したがって、お子さんにプログラミングを無理に学ばせても、算数や英語の成績に直接的には影響しません。実際、RISU の学習ビッグデータでも、「成績のいい子どもは副学習としてプログラミングを学んでいる」という仮説は否定されています。 算数の成績を上げるためにプログラミングを学ぼうというのは、野球がうまくなるためにサッカーの練習をするようなものです。サッカーの練習をすれば身体能力は上がり、結果的に野球もうまくなるかもしれませんが、野球がうまくなりたいなら、素直に野球の練習をした方がずっと効果的ですよね。同じように、英語や算数の成績を上げたいのなら、直接それらの教科を学習した方がよほど効果があります。 また、高給取りになれるかどうかで十数年後の職業を考えることも、あまり意味がありません。時代とともに社会が求める価値は変わっていくからです。私たちが子どものころは、プログラマーなどさほどもてはやされていなかったでしょう。お子さんが就職を考える10~20年後、プログラマーという職業は人工知能(AI)に駆逐されてなくなっているかもしれませんよ?