ヘビーなムードを軽やかに演出する「茶レザーに差しピンク」 PART1
オヤジはオオカミ。いつ何時もハンターでありアグレッシブであるべきです。ただし、いまや令和の時代、オオカミの対極にある柔和さや優しさのベールでいかに下ゴコロを包めるかが重要。ということで、オオカミゴコロをレザーアイテムに見立て、何を選び、どうこなすのがいまどきなのかを徹底検証します!
オヤジの定番レザーには、黒と双璧をなす茶という選択肢もあります。こちらはより渋く、野性味のある男らしさが魅力。一方でこの野性味、剥き出しにすると、いまどきの淑女には粗野な印象を与えかねません。 そこでやっぱり中和の出番となるわけですが、中和材には野暮ったさ消しにも効果のある華やかな色が有効です。とりわけ効くのがピンク。さらに淡いトーンやスモーキーカラーなど、ニュアンスのある色味が最強です。 これなら茶レザーとの相性も良好ですし、華やかさのなかにも上品な軽やかさが漂います。結果、差し色だけが独り歩きすることもなく、茶レザーのタフなオオカミ要素を男の色気へと昇華できるのです。使い方はこの色のシャツやニットをインナーに挟むだけ。それだけで茶レザーはまったく別の印象へと姿を変えます。
◆ トッズ(茶レザー)/ソブリン(ピンクシャツ)
モータースポーツやミリタリーに由来するクラシックな茶レザーは、男にとって永遠の憧れ。それを男の独りよがりではなく男の色気へと変えてくれるのが差しピンク。淡いピンクのドレスシャツなら、どこか知的な印象をも演出できます。 シックかつ艶やかなラムスキンを使用したブラウンのレーシングジャケット。「ミッレミリア」や「タルガ・フローリオ」などイタリアのクラシックラリーに参戦するドライバーをイメージしたロマン溢れる一着です。 男性●ブルゾン93万3900円、パンツ16万600円、サングラスは参考商品/すべてトッズ、シャツ3万800円/ソブリン、時計282万7000円/ゼニス 女性●カーディガン20万4600円、ワンピース12万7600円/ともにトッズ