国立西洋美術館で「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」が7月開催へ。ルーベンスやレンブラントらの約80点が集結
世界的な素描コレクションで知られるスウェーデン国立美術館の収蔵作品が来日
スウェーデン国立美術館の素描コレクションを紹介する展覧会「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」が、国立西洋美術館で開催される。会期は2025年7月1日~9月28日。 スウェーデンの首都ストックホルムに位置するスウェーデン国立美術館は、同国王家が収集した美術品を基盤とする美術館。なかでも素描コレクションは、世界的にも質量ともに充実したコレクションとして知られている。 その素描コレクションにフォーカスする本展では、ルネサンスからバロックまでの名品約80点を選りすぐって紹介。素描とは、木炭やチョーク、ペンなどを用いて対象の輪郭、質感、明暗などを表現した線描中心の平面作品を指すが、環境の変化や光、振動などの影響を受けやすいため、通常、海外で収蔵されている素描作品を日本で公開することは難しい。スウェーデン国立美術館の素描コレクションがこれほどまとまった数で来日するのは初めての機会だ。 作者の手の跡がより直接的に感じられ、制作の試行錯誤の過程を垣間見るような臨場感を味わえるのも素描の大きな魅力のひとつ。アルブレヒト・デューラーや、ピーテル・パウル・ルーベンス、レンブラント・ファン・レインといった巨匠の作品をはじめ、素描の世界を存分に堪能できる展覧会となる。
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