誰も得をしない「歩きスマホ」の悲劇
「歩きスマホ」をしていた女性に男性がぶつかって行き、女性が転倒、重症というニュースがあった。下記に引用しておく。
誰も得をしない「歩きスマホ」
駅や街のあらゆるところで「歩きスマホ」をしている。もはや「歩きスマホ」をしていない人の方が少数派になってしまったくらいだ。そして「歩きスマホ」をしない人にとっては、「歩きスマホ」ほど不快でイライラさせるものはない。特に朝の通勤時の駅の階段など混雑しているところでもスマホをチェックしているため、全体の歩くペースが遅くなる。さらに電車の乗降時にも「歩きスマホ」をしている人が多いため、いつまでも電車から降りられない、電車に乗れないことから電車遅延の原因にもなっている。
今回のようなトラブルも後を絶たない。今回は女性が重傷ということでニュースになったが、駅などでの小競り合いは頻繁にあるようだ。「歩きスマホ」同士の接触トラブルも多い。
さらに「歩きスマホ」をしている人は視野が狭くなっているにも関わらず『自分だけは大丈夫』『絶対に事故に遭うことはない』と思いこんでいる。そして神経がスマホの世界に集中しているので、障害物や他人にぶつかりそうになっても『自分はスマホのチェックで忙しいのに、どうしてどいてくれないの?』『今、LINEの返事をしているんだから』などと、公共の場にいながらも自己中心的な思考に陥っていることが多い。「歩きスマホ」をしない人にとっては、そのような態度と行動がさらにイライラさせる。このようなことが毎日あらゆるところで繰り広げられている。「歩きスマホ」は誰も得をしない。