職員の配置人数が少ない、来所して相談する家族等の相談だけでも手一杯、本人につながるまでに丁寧なアプローチが必要、ひきこもりの長期化で対応困難なケースも少なくない…など、単純に「できるのにやってない!」と叱責できる状況ではないが、それにしても少なすぎるとは思う。 ひきこもり地域支援センターは、各県の精神保健福祉センターが受託している場合が多い。広域を単独でカバーするのは困難で、移動だけでも相当な時間がかかるだろう。市町村や地域の住民組織との連携は口すっぱく言われているはずだが、どのあたりに主要な課題があるのか、より詳しい分析を待ちたい。
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コメンテータープロフィール
1969年東京都生まれ。日本の貧困問題に携わる。1990年代よりホームレス支援等に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任教授の他、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長など。著書に『つながり続ける こども食堂』(中央公論新社)、『子どもが増えた! 人口増・税収増の自治体経営』(泉房穂氏との共著、光文社新書)、『反貧困』(岩波新書、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞)など多数。
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