保護者がこうしたルールに疑問を持ちつつも、なかなか言い出せないことで、教師の側も「保護者が理解をしてもらっている」と勝手に解釈してしまう。それが定着して何年も経ってしまうことで、「なぜそのルールがそもそも設けられたのか」の理由が誰もわからなくなってしまうケースが起こる得る。 今回の記事のようなケースが発生した場合、保護者が1人で学校に対応してしまうと、困った保護者として扱われてしまう懸念もある。そうしたことを防ぐためにも、PTAを活用するのが1つの手であろう。 保護者からの疑問にPTAが丁寧に答えることで、他の保護者からも「実は自分も疑問に思っていた」などの声が上がり始め、その要望などを学校に伝えることができる。学校側もPTAからの要望をむげにはできないので、こうした問題を解決していくきっかけが持てるはず。1年に一度くらいはこうしたルールを話し合う場を持つことが必要ではないだろうか。
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コメンテータープロフィール
1977年7月東京生まれ。2003年3月日本大学大学院法学研究科修士課程修了(政治学修士)。労働専門誌の記者を経て、12年7月から2年間ファザーリング・ジャパン代表。これまで内閣府「子ども・子育て会議」委員、厚労省「イクメンプロジェクト推進委員会」委員を歴任。現在、内閣官房「「就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針」に関する有識者懇談会」委員、厚生労働省「子どもの預かりサービスの在り方に関する専門委員会」委員、東京都「子供・子育て会議」委員などを務める。3児のシングルファーザーで、小・中・高のPTA会長を経験し、現在は鴻巣市PTA連合会会長。著書「パパの働き方が社会を変える!」(労働調査会)。
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