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河野大臣は今年2月の定例会見で「マイナカードの設計不良」についての週刊新潮の記事について所見を問われた際「コメントに値しないと思います」としか答えませんでした。記事は読んだのかという質問にも「読んでおりません」「読むに値しないと思います」とだけ答えました。デジタル庁会見動画(2月24日)で確認できます。 河野氏はこれまでも、マイナカードに限らず、報道に対して根拠を示すことなく「フェイク」と切り捨てることが何度もありました。外務大臣時代に質問に一切返事せず「次」と何度も繰り返したこともあります。ツイッター上で批判的な意見を目にしたらブロックすることでも知られています。 こうした心地よくない外部の指摘を"遮断"するかのような言動は「次の首相にふさわしい人物」世論調査でトップに立つ政治家の資質を判断する上で重要な事実のはずですが、なぜか大きく報道されることはほとんどないようです。

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  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    マイナンバーカードの問題は担当大臣の更迭まで取りざたされるようになった。 これは、国民のこの制度に対…続きを読む

コメンテータープロフィール

慶應義塾大学卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年より誤報検証サイトGoHoo運営(2019年解散)。2017年からファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)発起人、事務局長兼理事を約6年務めた。2018年『ファクトチェックとは何か』出版(共著、尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー受賞)。2022年、衆議院憲法審査会に参考人として出席。2023年、Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット賞受賞。現在、ニュースレター「楊井人文のニュースの読み方」配信中。ベリーベスト法律事務所弁護士、日本公共利益研究所主任研究員。

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