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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

マイナンバーカードの問題は担当大臣の更迭まで取りざたされるようになった。 これは、国民のこの制度に対する不安をよそに、その利点だけを国民に宣伝し、マイナポイントという対価を与えることで、その普及を強力に推し進めてきた岸田政権の足元を揺るがし始めている。 そもそも、国民の6割以上が現在のマイナンバーカードの在り方について、不安を感じているというのに、なぜ、その普及を急ぐのだろうか?さらに、元々任意であるマイナンバーカードの取得を実質的に強制化しようとしていることにも批判は多いだろう。 政権担当者は民意を無視してはいけない。 この問題は、政権の信頼を揺るがしかねない。岸田政権は国民の民意を甘く見てはいけない。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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