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楊井人文

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メディアが通勤途中の小室圭氏を追いかけているだけで、カメラの前に出る意思がないことは明らかなのに「2日続けてカメラの前に」とか「報道カメラの前に姿を見せた」といった表現は不適切でしょう。 彼がこうした突撃取材に応じなければならない理由はなく、取材陣を無視しても当然の対応といえますが、こうして無視して足速に歩く様子の映像を流すだけで、なんとなく不誠実な良くない印象を視聴者に与えかねません。取材に成功したものを報道するならわかりますが、取材に応じていない様子を公開・放送するのは、いいかげん慎むべきではないでしょうか。 小室圭夫妻はいまは私人であり、むやみにその様子を撮影・放映することは法的に保護されるプライバシー権を侵害している疑いもあります。取材をしたければ勤務先等に申し込み、応じてもらえないなら諦めるべきでしょう。

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コメンテータープロフィール

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年より誤報検証サイトGoHooを運営(〜2019年)。2017年、ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)発起人、事務局長兼理事を約6年務めた。2018年、共著『ファクトチェックとは何か』出版(尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー)。2023年、Yahoo!ニュース個人「10周年オーサースピリット賞」受賞。現在、ニュースレター「楊井人文のニュースの読み方」配信中。ベリーベスト法律事務所弁護士、日本公共利益研究所主任研究員。

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