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山口亮

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東京国際大学国際戦略研究所准教授

報告

見解北朝鮮の短距離ミサイルは韓国と在韓米軍を標的にしているが、北朝鮮に対する防衛力が弱まれば我が国への安全保障にも影響するため、日本と無関係だと見るのは安直である。また、今回の発射は、単にミサイルを発射するだけでなく、北朝鮮が「国家核兵器総合管理システム」と称する指揮統制・管制及び管理システムの確認である可能性がある。この発射システムの完成度についてはまだ不明だが、いずれにせよ核攻撃運用システムが上達していることは間違いない。高まり続ける北朝鮮の軍事的脅威に対し、日米韓は防衛力と連携を強化する必要がある。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高橋浩祐

    米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

    見解韓国の統合参謀本部(JCS)によると、北朝鮮は5日朝、短距離弾道ミサイル数発を発射した。今回の発射は…続きを読む

  • 辺真一

    ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

    補足1発でなく、どうやら数発発射したようですが、いずれも短距離です。米韓連合軍が10月31日に大規模な合…続きを読む

コメンテータープロフィール

山口亮

東京国際大学国際戦略研究所准教授

長野県佐久市出身。専門は防衛政策・戦略・計画、安全保障、国際政治、交通政策。アトランティックカウンシル上席研究フェロー(米)、パシフィックフォーラム上席研究フェロー(米)などを兼任。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒、同大大学院戦略防衛研究科修士課程修了(豪)、ニューサウスウェールズ大学大学院キャンベラ校人文社会研究科博士号取得(豪)。パシフィックフォーラム研究フェロー(米)、ムハマディア大学マラン校客員講師(尼)、釜山大学校経済通商大学国際学部客員教授(韓)、東京大学先端科学技術研究センター特任助教などを経て現職。​

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