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山口亮

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東京国際大学国際戦略研究所准教授

報告

補足飛翔時間を考慮すると、短・中距離弾道ミサイルの発射訓練・実験と見られる。また、発射失敗の可能性も否定できない。発射の狙いについては、ブリンケン米国務長官の訪韓や韓国の政治的混乱よりも、ミサイルの性能検証か部隊の訓練と考えられる。北朝鮮は「国防5カ年計画」を進めているが、ミサイル戦力の強化においては、各種弾道ミサイルの固体燃料式への更新と、発射システムの自動化等を進めている。また、今年はこの国防計画の最終年度となるため、各種兵器の開発を終え、運用化に集中すると見られる。

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  • JSF

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    軍事/生き物ライター

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コメンテータープロフィール

山口亮

東京国際大学国際戦略研究所准教授

長野県佐久市出身。専門は防衛政策・戦略・計画、安全保障、国際政治、交通政策。アトランティックカウンシル上席研究フェロー(米)、パシフィックフォーラム上席研究フェロー(米)などを兼任。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒、同大大学院戦略防衛研究科修士課程修了(豪)、ニューサウスウェールズ大学大学院キャンベラ校人文社会研究科博士号取得(豪)。パシフィックフォーラム研究フェロー(米)、ムハマディア大学マラン校客員講師(尼)、釜山大学校経済通商大学国際学部客員教授(韓)、東京大学先端科学技術研究センター特任助教などを経て現職。​

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