見解8月にサンマ漁が好調であり、昨年より市場価格が安かったのは、大型船の出漁を前倒ししたことが主たる理由だ。現在も漁場は、北海道の沿岸から900キロメートルほど遠く離れている。サンマの資源量は、昨年並みのようだ。形も昨年並みである。 ただ、北海道根室市などの、かつてサンマの水揚げ量の多かった地域では、今年、地域経済の維持のために積極的にサンマ漁に出漁する機運が高まっている。そのため市場に出回るサンマは、水揚げ量が安定し、昨年より3割ほど安い。 しかし、脂の少ない細いサンマが主流で、塩焼きより刺し身の方が美味しいようだ。
コメンテータープロフィール
東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会(現日本財団)に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境(新潮新書)ほか多数。
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