見解中国の誤りを修正する動きは歓迎する。中国としては、福島原発から海洋に放出される処理水の安全性が科学的に立証されても、振り上げた拳を下ろせないでいた。国内での反日プロパガンダと矛盾してしまうからであろう。 むしろ、中国国内の原子力発電から排出されている汚染水の問題が、国民から着目される前に対処しなければならないのだ。 また、日本の水産物の輸入禁止措置は、中国国内における、魚離れ、などの悪影響をもたらした。中国経済発展の鈍化に対応するためにも、日本との貿易を円滑化したいところだ。 日本は、輸出先として中国に偏ることのない、貿易環境を整え続ける必要がある。
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コメンテータープロフィール
東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会(現日本財団)に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境(新潮新書)ほか多数。
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