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渡辺亮司

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米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

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補足トランプ氏が訪れた大統領選激戦州ペンシルベニアでは、同氏とハリス氏が労働者など中間層の票を取り合っている。 ハリス氏と夫のダグ・エムホフ氏はいずれも学生時代にマクドナルドでバイト。ハリス陣営は中間層出身であることの証の1つとして、国民にとって身近なマクドナルドのバイト経験に頻繁に触れてきた。しかし、ハリス氏の親友以外はハリス氏のマクドナルドでのバイト経験を語ったことはない模様。 そのため、トランプ氏は根拠なしに、ハリス氏はマクドナルドでのバイトについて偽っていると語ってきた。そこでトランプ氏はあえて、ハリス氏が担当していたという業務の1つフライドポテトの調理などを試し、ハリス氏よりもマクドナルドでの勤務経験が長いと主張。 なお、トランプ氏が短時間働いたマクドナルドがあるフィラデルフィア郊外のバックス郡は激戦地域。これら郊外が大統領選の勝敗を分ける可能性も大いにある。

コメンテータープロフィール

渡辺亮司

米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

慶応義塾大学(総合政策学部)卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院(行政学修士)修了。同大学院卒業時にLucius N. Littauerフェロー賞受賞。松下電器産業(現パナソニック)CIS中近東アフリカ本部、日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部、政治リスク調査会社ユーラシア・グループを経て、2013年より米州住友商事会社。2020年より同社ワシントン事務所調査部長。著書に『米国通商政策リスクと対米投資・貿易』(共著、文眞堂)。コメントは個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

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