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渡辺浩志

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ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

報告

補足オリンピックイヤーは金メダルにちなんで「金」の字が選ばれる傾向がありますが、それに加え、今年は新紙幣の発行があり、おカネという意味での「金」もあったのでしょう。 さらに、大きく上昇した「金(ゴールド)」も理由の一つと思われます。円建ての金価格は年初来、約1.5倍に急上昇しました。金価格は地政学リスクや世界の不安が高まると上昇する傾向があります。平和の祭典(オリンピック)と、ウクライナ戦争・中東紛争やトランプ氏再選に伴う米中貿易戦争の激化懸念といったきな臭い話が共存した今年は、やはり「金」という字がふさわしいように思えます。

コメンテータープロフィール

渡辺浩志

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)

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