〔米株式〕NYダウ、一時1100ドル超安=FOMC後に長期金利上昇(18日午後)
【ニューヨーク時事】18日午後のニューヨーク株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利見通しで2025年の利下げ回数が減少したことを受けて米長期金利が急上昇し、大幅安となっている。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比で一時1100ドル超下げた。ダウは午後3時45分現在、前日終値比1136.31ドル安の4万2313.59ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は766.61ポイント安の1万9351.45。 FRBは18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き下げることを決めた。ただ、政策金利見通しでは、インフレが想定より上振れしていることを受け、2025年の利下げ回数が2回と、9月時点の4回から減ると予想した。利下げペースの鈍化見通しを背景に米長期金利が急上昇し、一気に売りが膨らんだ。その後の記者会見で、パウエルFRB議長が金融緩和ペースを「緩める地点か、その近くにいる」と発言すると、一段と下げ足を速めた。