長期金利が一時1%超え 約11年ぶりの高水準
日テレNEWS NNN
見解円安対応で日銀が国債買い入れを減額するとの観測から、長期金利が上昇。しかし、この間に実質金利はむしろ低下しており、為替は円安方向へ進んでいます。国債需給の軟化懸念でタームプレミアムが上昇し、これがブレークイーブン・インフレ率を押し上げていることが背景にあります。拙速な金融引き締めは、景気悪化と実質金利の低下を通じて、かえって円安を助長する可能性があります。
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1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)
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