Yahoo!ニュース

渡辺浩志

渡辺浩志

認証済み

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

報告

見解円安対応で日銀が国債買い入れを減額するとの観測から、長期金利が上昇。しかし、この間に実質金利はむしろ低下しており、為替は円安方向へ進んでいます。国債需給の軟化懸念でタームプレミアムが上昇し、これがブレークイーブン・インフレ率を押し上げていることが背景にあります。拙速な金融引き締めは、景気悪化と実質金利の低下を通じて、かえって円安を助長する可能性があります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高橋成壽

    お金の先生/C FP/証券アナリスト/IFA

    見解グラフを見ると金利が右肩上がりに推移していることがわかります。金利上昇前の推移、より長期の推移を表示…続きを読む

  • 久保田博幸

    金融アナリスト

    見解長期金利は1990年以来の上昇局面となっており、ついに1%を付けてきた。これは本格的に物価が上昇して…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺浩志

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)

関連リンク(外部サイト)

渡辺浩志の最近のコメント