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常見陽平

常見陽平

認証済み

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

報告

解説悲しい話である。地域密着型、学生街の飲食店の現実が凝縮された記事である。まずは、突然起こった事故、悲劇に激しく同情し、心身の健康の回復を心からお祈りする。 新型コロナウイルスショックで、飲食店の閉店が相次いだ。来客数の低下による業績低迷だけではない。「もう、やめようか」と高齢の店長が決断するケースだ。経営者、店員の高齢化、健康は飲食店の閉店に関わる大きな問題だ。 タイトルにある、原材料の高騰や、人件費の高騰なども現実的に迫っている。ゆえに、夫婦で切り盛りせざるを得なくなる店もあり、中には営業時間や営業日を減らす店もある。 大学の周辺にある店は、学生や教職員に愛されて続いている。わざわざ転勤先から食べにくる人もいる。会社員時代は私もそうだった。 閉店時には、店長やスタッフを大学が運営する会館や、ホテルなどにお招きし、盛大な感謝の集いが開かれることもある。 長年の奮闘に感謝。

コメンテータープロフィール

常見陽平

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

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