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寺裏誠司

寺裏誠司認証済み

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学校経営・教育コンサルタント/株式会社学び 代表取締役社長

報告

見解許認可を受けた学校法人は、経営の継続性が大切になります。なぜなら、守るべき最も大切な存在は、在学生だからです。しかし、学校の経営改善が進まず、収支不足を借入金ではなく、一企業の支援で運営せざるを得ない段階まで至っている状態にもかかわらず、学生募集を継続しているのは問題です。また学校の情報公開も十分ではなく、高校生や保護者、高校教諭に学校の厳しい経営情報が適切に知らされていなかったようです。加えて、破綻寸前の経営状況にも関わらず、募集を進め入学金・授業料等入金後すぐの閉校決定は、悪質と言えます。お金だけの問題ではなく在学生の今後について、他の学校等へ受け入れなどの支援も必要です。今後、県の適切な対応が求められるでしょう。

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  • 石渡嶺司

    大学ジャーナリスト

    補足記事にある専門学校の許認可は都道府県知事になります。 今回のようなケースだと、民間企業と同様に、資産…続きを読む

コメンテータープロフィール

寺裏誠司

学校経営・教育コンサルタント/株式会社学び 代表取締役社長

大学・短大・専門学校に特化した経営・教育改革コンサルティング会社経営。実績34年間、370件。(学校設置、学部学科改革、将来構想・中長期計画策定、FDSD研修、教育改革など)。リクルートにて24年間一貫して教育機関の改革支援を経験後に独立。大手学校法人の専任理事として大学・短大・専門学校経営も経験。現任は、㈱学び代表取締役、㈱iLab取締役、㈳大学支援機構理事、㈳アクティブ・ラーニング協会理事、㈳ビジネス教育振興協議会理事、㈳iPlatform理事、リクルート進学総研客員研究員、大学非常勤講師などに従事。国内外の教育機関の設置、開発、経営・教育改革を支援している。

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