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田村勇人

田村勇人

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弁護士(フラクタル法律事務所代表)

報告

解説別記事も参照にすると、➀同意書に署名は得たが、外科手術の危険性が記載されていなかった。②判決の認定によれば、外科手術一択という状況ではなかった。ことから賠償が命じられたようです。 ➀同意書という表現が誤解を生む原因にもなっていますが、手術に際して必要なことはリスクを説明した説明書であり、何が起きても責任追及しないという同意書ではありません。その点では妥当な認定でしょう。 ②ただ、ウサギの場合にはストレスが原因となり急死する可能性もあるので、内科的治療で必ずしも助かっていたかはわからない点は判決を精査しないと判断が難しい部分があろうかと考えています。 しかし、いずれにせよ、獣医療においてはヒト医療以上に飼い主の方の判断が優先される傾向にあるので、獣医師としては、説明の上での同意、を留意する必要があります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 石井万寿美

    まねき猫ホスピタル院長 獣医師

    解説ウサギは、犬や猫より感情が読みとりにくいです。犬や猫は、室内飼いであれば、ちょっとした動きで食べてい…続きを読む

コメンテータープロフィール

田村勇人

弁護士(フラクタル法律事務所代表)

医療従事者の顧問(医師・歯科医師・獣医師)・芸能事務所・製薬会社顧問・離婚事件・不倫問題・その他助けたい方の事件を主に扱っている弁護士です。テレビ出演も(直撃ライブグッディ、チコちゃん等)。専門は「助けたい人の困りごと」で属人的です。東京都獣医師会、横浜市獣医師会顧問弁護士。

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