解説政府による社会保障全体のグランドデザインと言える「全世代型社会保障の構築」は、高齢者に対する給付を見直し(給付の圧縮)、高齢者にも応分の負担を求める(所得等に応じた負担の拡大)もので、それをもとにして子ども•子育て世代や現役世代の支援策を拡大していこうというものです。 この包括的な政策の「傘の元」では、高齢者で相応の所得等のある者について医療費の自己負担を拡大しようという政策は、遅かれ早かれ提示され、実施されていくことになるでしょう。これは介護保険における高齢者の利用者負担も同様です。 これを進めない限り、厳しい財政状況のなか、全世代型社会保障の体制構築を進捗させることはできない、というのが政府の基本姿勢のはずです。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
1964年・島根県生まれ。1986年から医療ソーシャルワーカーやケアマネジャーの実務を経験し、2005年から東洋大学で介護福祉士などの福祉専門職養成と高齢者福祉・介護保険制度・ケアマネジメントの研究を行う。社会福祉士・介護支援専門員。
高野龍昭の最近のコメント
アクセスランキング
- 1
巨人がマエケン獲得へ!カープ復帰は望み薄《夫人も在京志向できっと巨人》と広島OBも悲観的
日刊ゲンダイDIGITAL - 2
中居正広 デビュー当時「尋常じゃなく怖かった!」大物芸人を実名告白「挨拶もしてくんないの」くわえタバコで睨み付け無言
デイリースポーツ - 3
西武が来季コーチ陣を発表 仁志野手チーフ兼打撃コーチ、大引内野守備走塁コーチ、辻2軍野手コーチを外部から招へい【一覧】
デイリースポーツ - 4
日本ハムが江越大賀、黒木優太ら4選手に戦力外通告と発表 現役続行は「家族と相談しながら」と江越、新庄監督には「感謝しかない」
デイリースポーツ - 5
生後10ヶ月…医師「一生歩けないし、笑うこともない」その後25歳になった今。大学講師を目指す彼「自分を諦めない」その強い思いに迫る
ほ・とせなNEWS