補足シリアの反体制派武装勢力の攻勢が続いている。同時に同勢力のメディア攻勢も興味深い。その主体は、HTSである。「シャーム解放委員会」という訳語が充てられている。シャームはアラビア語でシリアを意味する。HTSは、アルカイダ系のヌスラ戦線にルーツを持つ。 さてHTSの指導者はアブ・モハマド・ジョウラニだ。アメリカが首に懸賞金を付けたテロリストだ。この人物が、アラウィー派を含むシリアのマイノリティーの権利を尊重すると発言している。またCNNのインタビューにも応じた。HTSが、「まともな」組織だと訴えている。 注目されるのは、少し前からジョウラニが、イドリブ周辺で住民と語り合う場面などが目撃されるようになっていた点だ。アメリカにテロリストに指定されると、ドローンなどでの殺害の目標とされるので、通常は世間には身をさらさない。ある時期からアメリカとHTSの間で何らかの合意があったものと推測される。
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コメンテータープロフィール
国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。
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