提言この時期に、これほど露骨な動きが望ましいかどうかは別として、ワシントンでの権力の交代に備えておくのは日本にとって必要である。1960年の大統領選挙で敗れたリチャード・ニクソンを岸元首相が日本に招いている。当時は、ニクソンが大統領としてカムバックするとの予想はなかったが、日本としては賢明な動きだった。 トランプと故安倍総理との親密さが語られるが、副大統領のペンスにも日本は食い込んでいた。元インディアナ州知事だったペンスは、同州に多数の日本企業が進出しているという背景もあって、日本に詳しい。夫人はカラオケのファンでもある。トランプ自身は、もちろんのこと、次期トランプ政権に影響力を持ちそうな人々との人脈の開拓も欠かせない。とりあえず注視すべきは保守派の論客のタッカー・カールソンだろうか。パレスチナのキリスト教徒の保護を訴えたり、イランとの戦争に反対するなど、陰影のある議論を展開している。
コメンテータープロフィール
国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。
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HBCニュース北海道