SNSしか見ない若者にも宣伝できるため、インフルエンサーを活用したマーケティングは年々需要が高まっています。 ところで、YouTubeやInstagramでのインフルエンサーの収入内訳は、企業案件がメインです。 YouTubeでは広告収入もありますが、こちらは1再生あたり0.05〜0.1円程度がほとんどであり、0.1円でも100万再生で10万円の収入にしかなりません。それだけで食べていける人は多くないのです。 さらに企業案件は公開されているため、ある程度の収益があることは明らかなので、申告がないとか少ないと簡単にわかってしまうというわけです。 インフルエンサーのこのような事案を公開したのは、他のユーザーへの牽制の意味合いが強いでしょう。 追徴課税は厳しいものです。正しく申告するのが一番でしょう。
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コメンテータープロフィール
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。SNSなどのウェブサービスや、情報リテラシー教育などについて詳しい。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。テレビ・ラジオ・雑誌等での解説等も行っている。元小学校教員。『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(日本実業出版社)等著作多数。教育出版令和3年度中学校国語の教科書にコラム掲載中。
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