補足スパイ容疑、不倫隠し子容疑なども取り沙汰されましたが、今回はその容疑はあげられていません。過去の高級官僚の処分発表を見ると、そうした問題について触れられていることもあるので、今回は罪状として明示されなかったことがわかります。ただし、「取り調べ中に他の容疑のてがかりがみつかった」との一文がありますので、今後、司法手続きが進む中で罪状追加という可能性も否定できません。
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コメンテータープロフィール
ジャーナリスト、翻訳家。 1976年生まれ。二度の中国留学を経て、中国を専門とするジャーナリストに。中国の経済、企業、社会、そして在日中国人社会など幅広く取材し、『ニューズウィーク日本版』『週刊東洋経済』『Wedge』など各誌に寄稿している。著書に『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』(祥伝社)、『現代中国経営者列伝』(星海社新書)。