解説SNS上の闇バイトの募集から、犯罪に加担する者があとを絶たない状況のなか「仮装身分捜査」による「雇われたふり作戦」が早急に実施されることは、犯罪抑止に大きな効果が見込まれるので、良いことですが、その根にあたる闇バイト募集の書き込みをいかに早く削除できるかも重要です。 その点「今回の緊急対策は、SNSなどの事業者に対する強制力はない」とする点が気になります。 すでにSNS上に載る有名人をかたる偽広告から、詐欺被害に遭うケースが多数起きています。 その被害者からの集団訴訟も起こされていますが、プラットフォームの運営会社は「広告の真実性の調査や確認をする義務はない」として争う姿勢を見せていますので、今回の緊急対策に運営会社が、どのような協力姿勢で臨むのかは見通せません。 対策の実効性に疑問符がつかないような対応ができるのかが、今後、問われています。
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コメンテータープロフィール
2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)
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