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多田文明

多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説点検と称して屋根に勝手にあがるなど、いわゆる点検商法の手口とみられる不審な訪問がすでに確認されているという報道です。 過去には電気などの点検と称して、二人組がやってきて家にあがりこみ、一人と家人が対応しているうちに、もう一人が窃盗を働くなどの事例もありました。 一人でいる時には、二人以上の訪問業者を家に招き入れることはとても危険ですので、絶対にしないようにお願いします。 今回の能登半島地震は広範囲にわたっての被害ですので、多くの家屋がターゲットにされる恐れがあります。 そのなかで、悪質な業者は「保険金を使うことで、自己負担なく住宅修理ができる」と持ちかけてくる場合がありますが、その言葉を鵜呑みにしないようにしてください。地震の被害でない箇所も、災害によるものとして保険会社に言うようにいわれた方もいます。 今後、様々な悪質商法が起きることが考えられますので、充分な警戒が必要です。

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  • 出口保行

    犯罪心理学者/東京未来大学こども心理学部教授

    解説他者の窮地に付け込んで犯罪を企図するものがいます。 災害時、当然被災した方々は突然のできごとに見舞わ…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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