一刻も早い、身柄引き渡しは、事件の真相解明のためには必要です。 19年11月の詐欺事件では多くの者たちは強制送還されて、国内で逮捕されています。記事では「かけ子36人を逮捕した。この際、渡辺容疑者ら4人は逮捕されていなかった」とのことで、組織の中心人物ほど捕まらないことがわかります。しかし収容所にいるということは、その後捕まった訳ですから、4人のメンバーらが、スマホを自由にもてるフィリピンの収容施設にいたことが、今回の事件の被害につながっているともいえます。 国内に向けて詐欺をする者に対して、できるだけすみやかに、身柄を日本に戻すことが必要です。 今回、それが早急になされてれば、強盗グループの存在が生まれなかった可能性もあります。今も海外に詐欺の拠点を置いて、日本を狙う犯罪組織は存在しており、今後、国境を越えた犯罪に対し、どのように対応するのか。本気で取り組むべき時が来ています。
コメンテータープロフィール
2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)
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