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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

SNS上の広告に大手百貨店などのロゴを勝手に使い、閉店セールを謳って、クレジットカード決済をさせて商品を送らない被害報告は、筆者のもとにも昨年、寄せられました。 取材をするなかで、この形の被害を受ける方は、40代、50代が多いという印象でしたが、今回、相談件数の50歳代が9865件、40歳代が9281件とことで数字でも裏付けられてきています。この他にも、代金引換の手口で、偽物を送ってくるケースもありますが、60歳代も7299件になっているところから、この世代が通販で物を買う際に被害に遭うケースが目立つので、注意が必要です。 一方、相談が一番多いのは20歳代で11264件ですが、こちらは内容が違い、SNS上の儲かるの広告から情報商材の購入や、SNSで出会った人からの投資話の誘いからのトラブルと考えられます。若い世代の場合、借金をしてしまい被害に遭うことが多いので、状況はより深刻といえます。

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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