Yahoo!ニュース

多田文明

多田文明認証済み

認証済み

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

現在のロマンス詐欺は、白人系だけではなく、シンガポール、中国などのアジア系の美男美女を装うことも多くあります。メッセージを送ってくる詐欺組織の本体も海外にあることがほとんどで、取材のなかで、詐欺のアプローチの仕方によって、ナイジェリアなどのアフリカ系組織と、中国系の詐欺グループに分かれることがわかってきています。 最近はロマンスだけでなく、親友になって同情心を煽って騙す「フレンド詐欺」も出てきています。 「国境なき医師団」「国連」を騙るような場合、アフリカ系詐欺組織の可能性が高く、現地の悲惨な状況の写真を送ってきます。メッセージはつたなくても、悲惨な写真をみせられて話にのってしまう人が多くいます。 世界各地で被害も多く、FBIからも注意喚起がなされています。 日本人の場合は、LINEに誘導して、騙そうとしてきます。 ネット利用者であれば、誰もが目にする、身近に潜む危険だといえます。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった314

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

多田文明の最近のコメント