今回の情報商材販売における相談は、20代からものが多かったとのことです。 ここからわかるのは、20歳以上の成人で、騙しの手口をよくわからない若者たちが狙われているということです。 リスティング広告を通じて副業ランキングのサイトに誘導させられ、ここを通じてLINEでつながり、メッセージが送られてきて購入させられています。 こうした稼げない内容が書かれた悪質な情報商材を売る手法は昔からあり、数多くの取材してきました。 勧誘の入口を様々に変えながら、信頼させるような手間をかけて巧妙に騙し売りをする傾向があり、手口を知らない若い世代が被害に遭いがちです。 今回、令和元年から令和３年夏にかけての被害相談が多く寄せられていますが、今年４月から１８歳に成人年齢が引き下げられたこともあり、さらに若い人たちにも被害が蔓延する恐れがあります。 充分な警戒が必要です。
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コメンテータープロフィール
2001年～02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」（彩図社）は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年～2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。～元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』（清談社Publico）
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