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鈴木一人

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東京大学教授/地経学研究所長

報告

解説イスラエルは自らの行動を何らかの形で法的に正当であるものと主張する。その解釈がいかに飛躍していても、何らかの法的な合理性がある限り、自らの行動が正しいと考え、それに反対する人たちを苛烈に批判する。しかし、その国際法上の権威から(イスラエルが加盟していないとはいえ)批判されるとなると、自らの正しさが揺らぐことになる。その状態がストレスフルであるのがイスラエルの特徴。自らを客観的に評価することなく、法的正当性があれば、何をやっても良いという発想が、ここで裏目に出たという感覚なのだろう。

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    弁護士/陸上自衛隊二等陸佐(予備)

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    中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

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コメンテータープロフィール

鈴木一人

東京大学教授/地経学研究所長

専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題(特にイラン)など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。

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