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末冨芳

末冨芳

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日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

報告

国会議員が官僚に怒鳴ったり、早朝から呼びつけて説明をさせる、そんなパワハラが横行する国会事情を象徴するエピソードです。 心が病んだり、バカバカしくなった若手や中堅の官僚が辞める原因にもなっています。 今の若い世代は、社会的地位よりも子どもや家族との時間も大切にできるワークライフバランスを重視しています。 子どもたちの成長にとっても望ましいことです。 なおパワハラ議員に与野党や性別は関係ありませんが、公明党や共産党の出現率は低いのではないかという官僚の証言もあります。 日本国憲法の下で、議席を得ている国会議員こそ、官僚の人権や尊厳も大切にいただかないと、国民の選良たる者として恥ずかしいと思います。 岸田総理も官僚のことなど、人間だと思っていないのかもしれませんね、だとしたら悲しいです。 それでこの国の政治や行政がうまくいくと思っておられるなら為政者として残念です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    内閣改造の時期がわからないという記事だ。 内閣支持率の低下に対して早急に対処したということだろうが、…続きを読む

コメンテータープロフィール

末冨芳

日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

末冨 芳(すえとみ かおり)、専門は教育行政学、教育財政学。子どもの貧困対策は「すべての子ども・若者のウェルビーイング(幸せ)」がゴール、という理論的立場のもと、2014年より内閣府・子どもの貧困対策に有識者として参画。教育費問題を研究。家計教育費負担に依存しつづけ成熟期を通り過ぎた日本の教育政策を、格差・貧困の改善という視点から分析し共に改善するというアクティビスト型の研究活動も展開。多様な教育機会や教育のイノベーション、学校内居場所カフェも研究対象とする。主著に『教育費の政治経済学』(勁草書房)、『子どもの貧困対策と教育支援』(明石書店,編著)など。

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