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志葉玲

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フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

報告

解説人質が亡くなったことは大変痛ましく、そもそもハマスが民間人を人質に取ったこと、すぐに解放しなかったことは、強く批難されるべきです。ただし、イスラエル側の動きが、あまりにも人質の安全を考慮していなかったことも事実でしょう。ガザそのものを消しさるかの様な猛空爆を行えば、仮にハマス側にそのつもりがあったとしても、人質の安全確保が困難であったことは容易に想像できます。今、イスラエルでは人質の家族を中心にネタニヤフ首相に対する批判が高まっていますが、それも当然です。そもそも中東和平に反対である強硬派のネタニヤフ首相は、ハマスの存在を利用し、裏で支援すらしていたことがイスラエルの各メディアで報じられています。そうした経緯への批判をそらすため、外国人含む人質の安全やガザの民間人の命を犠牲にした、ネタニヤフ首相の責任は厳しく問われるべきでしょう。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 髙岡豊

    中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

    解説世間の関心が「ガザ地区」と「人質(≒捕虜)交換」に局限され、その中で「情報戦」が繰り広げられています…続きを読む

コメンテータープロフィール

志葉玲

フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

パレスチナやイラク、ウクライナなどの紛争地での現地取材のほか、脱原発・温暖化対策の取材、入管による在日外国人への人権侵害etcも取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞、通信社などに写真や記事、テレビ局に映像を提供。著書に『ウクライナ危機から問う日本と世界の平和 戦場ジャーナリストの提言』(あけび書房)、『難民鎖国ニッポン』、『13歳からの環境問題』(かもがわ出版)、『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共著に共編著に『イラク戦争を知らない君たちへ』(あけび書房)、『原発依存国家』(扶桑社新書)など。

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