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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説「与野党伯仲」時代の国会の幕開けである。 これまでの「一強多弱」時代の国会とは様変わりしていく。 単に委員長のいくつかが野党にとられたということではない。 日本の国会の決定形成、もっといえば日本の制作過程が大きく変化するということとなる。 不安定な石破内閣は、こうした委員会からの突き上げて窮地に陥る可能性も予想され、とても自分が思ったような政策を実現できない可能性が高い。 何よりも野党がまとまって内閣不信任案を出せば、そこで内閣が終わるという「サドンデス内閣」ともいえる状況の、綱渡りの政権運営、政策運営がこれから始まる。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 坂東太郎

    十文字学園女子大学非常勤講師

    補足野党が予算委員会の委員長を握ったというのが最大の注目点です。補正はともかく来年1月から始まる通常国会…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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