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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説昨日の茂木幹事長の出馬表明で、現職の幹事長が「政治とカネ」に切り込むことによって、ある意味で、「政治とカネ」についてのハードルが下げられた感がある。 小泉氏は茂木氏の「政治とカネ」の問題に対する「政策活動費」の廃止をうけて、それと同様の発言を行っている。しかしそれにとどまらず、筆者がずっと訴えてきた「旧文通費」についても改革するということを述べるなど一歩踏み込んでいて評価できる。 さらに、「ジェンダー」についても、選択的夫婦別姓に踏み込むなど、従来の保守派という立場から、よりリベラルな立場を示している。 会見は歯切れがあり、期待が持てる。そして何よりも、コロナ、ウクライナ戦争を経た変化を受けて、国民の声を一日も早く聞く、早期の解散総選挙を訴えたのは意味がある。 それらをマニュフェストに載せて、国民に信を問う必要がある。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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