Yahoo!ニュース

白鳥浩

白鳥浩認証済み

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説派閥はなくなるわけがない。むしろ今回の裏金議員の二重処分でさらに派閥復活への加速がついている。 裏金議員としては、すでに処分は今年の4月4日にすんでいるという考え方だ。にもかかわらず、今回はその身分についての重大な影響を与える非公認の対応を行った。 こうした、二重処分のやり方については、「派閥がなかったから防波堤がなくなった」という意見があり、今後の派閥復活への方向性を示唆するだろう。 また、総裁選の決選投票でも、派閥単位の投票が見られたこともあり、残念ながら派閥がなくなるという見方はあり得ない。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 牧原出

    東京大学先端科学技術研究センター教授

    解説これまで自民党でいう「派閥」の2要素は、構成員への政治資金の授受と政府・党人事での配慮であった。裏金…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

白鳥浩の最近のコメント