新型コロナ感染症で、過去最多の死亡者をかぞえた。 第七波の感染拡大を甘く見ていたところはないだろうか。 ワクチンさえ打っておけば、感染することはないという誤った理解があるようだが、ワクチンを打っていても感染することがあることは、岸田首相を見ても明らかである。 ひとたび感染してしまえば、基礎疾患がある方や、高齢者の方にとっては重症化する可能性がないことはない。 また、感染者の拡大があれば、それにともなって重傷者の拡大もあり、さらに死亡者も拡大することは容易に想像がつく。 これ以上犠牲者を増やさない様に、政府の政策的な強いメッセージが必要だろう。
コメンテータープロフィール
日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。