見解今回の規制により反日投稿は直近では鳴りを潜めるでしょうが、根本的な解決にはなりません。 というのもこれまで中国では国内の不満のガス抜きとして反日感情を利用したからです。 「反日」がひとつのコンテンツとして成立しており、日本人学校の前で反日動画を撮ることが人気コンテンツとなってしまっています。 中国当局が慌てて対応しても、すでに長い時間をかけて熟成してしまってる「反日」という娯楽は、すぐに国民のあいだからはなくなりません。 これから長期間かけて差別を規制し続けないかぎり、また「反日」が復活することが予想されます。
コメンテータープロフィール
1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで