ドイツではメルケル首相の合意が得られた一方、フランスでは首相が「9月までのスポーツイベントは認めない」と発信したことで、リーグ・アンの今季終了が決まりました。スポーツの再開は政府との合意がキーポイントです。日本も例外ではありません。 ブンデスリーガの再開は無観客試合が予定され、自宅や練習場、スタジアムや宿泊先を「ほぼ隔離状態とする」コンセプトを作成しています。加えて、約1700名の選手やチーム関係者へのPCR検査。これは「安全性を高める」ために行ったそうですが、ケルンでは選手とスタッフ数名に陽性が出て、逆に不安を露呈しています。韓国もリーグ再開しますが、すでに感染を充分に抑え込んだ韓国に比べるとドイツのリスクは大きいかもしれません。 それでも再開に踏み切ったブンデスリーガ。その方法を含めて、世界の参考にされそうです。
コメンテータープロフィール
1979年12月1日生まれ、岐阜県下呂市出身。プレーヤー目線で試合を切り取るサッカーライター。新著『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』。既刊は「サッカーDF&GK練習メニュー100」「居酒屋サッカー論」など。現在も週に1回はボールを蹴っており、海外取材に出かけた際には現地の人たちとサッカーを通じて触れ合うのが最大の楽しみとなっている。
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