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重見大介

重見大介認証済み

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産婦人科専門医 / 公衆衛生学修士 / 医学博士

報告

補足ここでの卵子凍結は、個人的な理由でしばらくの間妊娠・出産が難しいと考えている女性を対象としたもので、選択肢の一つとして女性にとっての味方になるものでしょう。 記事内にも有益な情報がたくさん書かれているので、こうした情報をしっかり知った上で自身のライフプランについて考えることはとても大事で、卵子凍結というテーマをきっかけに各自が真剣に考える機会を持つことは意義があると思います。 ただ、デメリットや注意点もあります。 医学的なリスクは記事内に書かれている通りですが、大きなポイントとして、卵子凍結をしていても100%子どもを持てる保証はありません。海外の研究報告では、最終的に生児を得たのは約4人に1人でした。決して多くないことがわかります。 また、妊娠時には年齢を重ねていることによる合併症等のリスクが上がることは避けられません。 包括的に、正しい情報が認知されることを願います。

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    産婦人科専門医 / 医学博士

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  • 白河桃子

    相模女子大特任教授、昭和女子大客員教授、少子化ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

重見大介

産婦人科専門医 / 公衆衛生学修士 / 医学博士

「産婦人科 x 公衆衛生」をテーマに、女性の身体的・精神的・社会的な健康を支援し、課題を解決する活動を主軸にしている。現在は診療と並行して、遠隔健康医療相談事業(株式会社Kids Public「産婦人科オンライン」代表)、臨床疫学研究(ヘルスケア関連のビッグデータを扱うなど)に従事している。また、企業向けの子宮頸がんに関する講演会や、学生向けの女性の健康に関する講演会を通じて、「包括的性教育」の適切な普及を目指した活動も積極的に行っている。※記事は個人としての発信であり、いかなる組織の意見も代表するものではありません。

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