優秀で、志ある女性が多く活躍し、新たな視点を社会や組織に提供することは大切です。一方、数や割合ばかりにこだわり、女性優遇入試や女性優遇採用などを実施することには、問題点が多いように思います。男性への逆差別になる可能性もありますし、能力面で問題がある人が重要なポジションに就くことになれば現場が混乱します。 重要なポジションで活躍する女性が少ないのは、そもそも活躍を望む女性が少ないことも背景にあるのではないでしょうか。歴史的に女性に求められてきたものは、勉強や仕事での成果ではなかったからかもしれません。社会全体の意識が変わり、女性にも活躍が求められるようになり、その活躍を支えてくれる家庭の環境が当たり前になれば、自然と活躍する女性も増えるのではないかと思います。
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コメンテータープロフィール
神奈川県出身。中学時代、友人の非行がきっかけで、少年事件に携わりたいとの思いから弁護士を志す。2012年3月、慶応義塾大学大学院法務研究科修了後、同年9月に司法試験に合格。2015年5月、佐藤みのり法律事務所開設。少年非行、いじめ、児童虐待に関する活動に参加し、いじめに関する第三者委員やいじめ防止授業の講師、日本弁護士連合会(日弁連)主催の小中高校生向け社会科見学講師を務めるなど、現代の子どもと触れ合いながら、子どもの問題に積極的に取り組む。弁護士活動の傍ら、ニュース番組の取材協力、執筆活動など幅広く活動。女子中高生の性の問題、学校現場で起こるさまざまな問題などにコメントしている。