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佐々木正明

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大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

報告

解説もしこの拘束された人物が12月初旬にベラルーシメディアで報道された「高架橋のビデオ撮影をして拘束された日本人」なら、その事実をベラルーシ当局から報告を受けて、日本大使館が確認したということになる。 違うのなら今年7月にスパイ容疑で拘束された元日本語教師、中西雅敏さんのケース、12月初旬のケース、そして今回の新たなケースという3例目になる。 いずれにせよ、まだ中西さんが解放された知らせはないので、2人以上の日本人がベラルーシ当局に拘束されている。 日本政府はしっかりと声明を出して、ルカシェンコ政権に対して、邦人の救出に全力を注いでほしい。 今回、大使館が確認した日本人が報道された人物なら、拘束期間が長すぎる。この男性は中西さん同様、KGBに引き渡され、取り調べを受けているかもしれない。 ウクライナ国境付近などを撮影していれば、さらに厳しい追及がなされていてもおかしくはない。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 服部倫卓

    北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

    見解恐らくは、以前伝えられた邦人の拘束が、今回確認されたということではないかと思われる。 強権的なベラル…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐々木正明

大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)

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