解説もしこの記事に記されている数々の現象を、この記事を読んで初めて知ったのなら、ポール・ワトソン容疑者をめぐる騒動について、日本と、海外(特に欧州諸国とアメリカ、ブラジルなど)の受け止めの差にかなりのギャップがあることを同時に認識すべきだろう。 7月21日にデンマーク領グリーンランドで、ワトソン容疑者が拘束されて以来、14年前の調査捕鯨妨害事件で逮捕状を用意した日本と、ICPOの国際指名手配書に応じてワトソン容疑者に手錠をかけたデンマークへの非難や圧力が日に日に高まってきている。 ワトソン釈放運動にかかわる方々は「海の英雄を救え」とデンマーク政府へ陳情を行い、主要都市で抗議デモを行っている。 フランス、スイスなどでは日本の外務省がこうしたデモに近づかないよう安全情報を出す事態にまで発展した。 デンマーク外相はすでに身柄移送を決定する可能性が高いことを示唆した。 嵐の襲来日は刻々と近づいている。
コメンテータープロフィール
岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)
佐々木正明の最近のコメント
アクセスランキング
- 1
岡田将生、インスタが話題 「こんなん彼女以外の誰が撮るねーん!!」 撮影者は高畑充希!?
中日スポーツ - 2
座ったまま握手、スマホ操作に1人腕組み…石破茂首相、APECでの映像がSNSで物議
産経新聞 - 3
”キーホルダー付き鍵”がのどに… 新型コロナ感染後に死亡も、深まる疑念 「納得できる説明をしてほしい」と遺族
弁護士ドットコムニュース - 4
斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々
日刊ゲンダイDIGITAL - 5
恵俊彰 兵庫県知事戦の結果に私見「不良の子がおばあちゃんをおんぶして歩いていると、本当はいいやつかもと思ったりする」「完全に悪人だったのが…」
デイリースポーツ