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佐々木正明

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大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

報告

解説産経新聞の岩田智雄・東京編集局編集委員兼インド太平洋特派員の特ダネだ。 インドのモディ首相が9日、モスクワを訪れ、露メディアは大々的にプーチン大統領との友好ぶりを伝えているが、ざっと見る限り、モディ氏がプーチン氏に苦言を呈したこのくだりの言葉は見つからない。 プーチン氏は5年ぶりに露を訪問したモディ氏に「熱烈ハグ」(AFP=時事)して出迎えた。 露国内では、ウクライナ侵攻後も、エネルギー供給分野で関係を深めるインドの親露ぶりばかりが強調されており、モディ氏は「プーチンの戦争」を支持しているような錯覚さえ覚える。 それだけに、岩田特派員がつかんできたこの言葉の意味は重い。 記事にあるように、モディ氏はかつても「今は戦争の時代ではない」と直接、持ち掛け、プーチン氏を諫めたことがある。 時代が大きく揺れ動く中、戦争の終わり方は誰もが切望している。 希望をもってモディ氏の外交を見守りたい。

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コメンテータープロフィール

佐々木正明

大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)

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