山本由伸が球界史上初「5冠」達成!プレミア12、東京五輪、日本一、WBC、WS制覇のコンプリート
◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) 【動画】山本由伸の表情が!歓喜に包まれたドジャース陣営 ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、ワールドシリーズ第5戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、ドジャースが7-6で勝って4勝1敗でヤンキースを倒し、20年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。大谷はメジャー7年目で初めて出場したポストシーズンで一気に頂点まで駆け上がり、山本由伸投手(26)は、メジャー1年目にして歓喜の瞬間を迎えた。 山本は、ドジャース加入1年目でワールドシリーズを制覇。日本人選手では05年井口(ホワイトソックス)、07年松坂、岡島(レッドソックス)に続いて4人目のメジャー1年目でのワールドチャンピオンになった。 頂点とはなにかと縁のある山本。所属したオリックスでは22年に日本一、24年にドジャースでワールドチャンピオンに輝いた。さらに侍ジャパンでも19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCと3大会で優勝を経験した。球界史上初の「5冠」で優勝をコンプリートした。 プレミア12、東京五輪、WBCを3大会連続で制した侍メンバーは甲斐(ソフトバンク)、山田(ヤクルト)、源田(西武)、吉田正(レッドソックス)、近藤(ソフトバンク)の5人もいて、源田以外の4人は日本一も経験しているが、ワールドチャンピオンを手のしたのは山本だけだ。WBCで二刀流フル回転で胴上げ投手になった大谷はプレミア12、東京五輪には出場していない。プレミア12、五輪、WBCの全大会を優勝した経験があるのは日本だけ。山本は、26歳にして世界で唯一の「5冠」となった。
報知新聞社