補足今日、私にとっては、背筋が凍るできごとがありました。東京都練馬区の幼稚園で、ついこの間撮った写真を見せていただきました。オオカマキリの生まれたての幼虫が園庭を歩いているといういうものです。多くの方々がご存じのように、東京などでは、秋になるとカマキリは産卵し、草木などについた卵のうで冬を越します。冬枯れの野原で見るカマキリの卵のうは、冬の風物でした。そして、春から初夏にかけて平均200ぴきぐらいの幼虫がふ化するのです。よく「カマキリの卵を見つけても部屋に持ってきてはだめだよ、室内が暖かいと冬でもかえってしまうから」と親や先生などに注意されたものです。私も、去年まで、多くの子どもたちにこの時期、そう伝えてきました。それが、屋外で、自然に起こりつつあるのです。「11月に夏日」の衝撃は、身近な場所で、かつては考えられなかったさまざまな形となってあらわれているのです。
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コメンテータープロフィール
1961年、東京都出身。 (財)日本自然保護協会の自然観察指導員、東京都鳥獣保護員などを経て、プロの自然案内人として30年以上にわたり自然解説活動を展開。 テレビやラジオ番組への出演、子どもたちへの自然観察指導、エコロジーツアーガイドなど、自然のおもしろさや大切さを案内している。NHK地域放送文化賞受賞。主なレギュラー出演番組 NHK「ダーウィンが来た!」テレビ朝日「スーパーJチャンネル」ほか。主な著書「となりのミステリー生物ずかん」時事通信社、「ぼくはプロ・ナチュラリスト」旬報社ほか。生きもの専門家集団「あにまにあ」リーダー。
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